施設に問題がある場合に転職すべきかどうか

介護士の仕事を続けていると、転職した方がいいだろうかと悩むことがあるかもしれません。介護士に限らず、どんな業界の人でも一度は転職について考えたことがあるでしょう。転職すべきかどうかで悩んだときに1つの判断材料になるのは、現在働いている施設で状況を改善できる可能性があるかどうかです。上司に相談、あるいは異動願いを出すなどの方法で、現在不満に思っていることを改善できる見込みがあるならば、転職する必要はありません。転職したい理由が人間関係ならば、転職には慎重になる方がいいでしょう。次に勤務する施設の人間関係が良いとは限らないからです。まずは、直属の上司や同僚など、信頼できる人に相談してみましょう。たとえ問題が解決しないとしても、気持ちを吐き出すだけでスッキリする場合があります。ただし、心身の不調をきたすような深刻な状況の場合は、施設長などに相談し、フロアを変えてもらう、近隣の関連施設への異動を願い出るなど具体的な対応策が必要でしょう。

もしも事業所に問題がある場合は、転職を考えるべきです。人手不足で休みが取れず体調を崩した、給与の未払いがあるなど、あきらかに事業所の体制や業績に問題があれば、迷わず転職しましょう。もし、面接で説明された内容と勤務条件や待遇内容が異なる場合は、安易に転職せず、まずは人事あるいは総務と話し合ってください。もしかしたら、何らかの手違いかもしれません。手違いではなく明らかな契約不履行があれば、その時に転職を考えましょう。