施設に問題がある場合に転職すべきかどうか

介護士の仕事を続けていると、転職した方がいいだろうかと悩むことがあるかもしれません。介護士に限らず、どんな業界の人でも一度は転職について考えたことがあるでしょう。転職すべきかどうかで悩んだときに1つの判断材料になるのは、現在働いている施設で状況を改善できる可能性があるかどうかです。上司に相談、あるいは異動願いを出すなどの方法で、現在不満に思っていることを改善できる見込みがあるならば、転職する必要はありません。転職したい理由が人間関係ならば、転職には慎重になる方がいいでしょう。次に勤務する施設の人間関係が良いとは限らないからです。まずは、直属の上司や同僚など、信頼できる人に相談してみましょう。たとえ問題が解決しないとしても、気持ちを吐き出すだけでスッキリする場合があります。ただし、心身の不調をきたすような深刻な状況の場合は、施設長などに相談し、フロアを変えてもらう、近隣の関連施設への異動を願い出るなど具体的な対応策が必要でしょう。

もしも事業所に問題がある場合は、転職を考えるべきです。人手不足で休みが取れず体調を崩した、給与の未払いがあるなど、あきらかに事業所の体制や業績に問題があれば、迷わず転職しましょう。もし、面接で説明された内容と勤務条件や待遇内容が異なる場合は、安易に転職せず、まずは人事あるいは総務と話し合ってください。もしかしたら、何らかの手違いかもしれません。手違いではなく明らかな契約不履行があれば、その時に転職を考えましょう。

転職でキャリアアップする介護士

介護士は現場経験を積み、資格を取得すると優秀な人材として認められるようになっていきます。ずっと同じ職場で働き続けるのが良いと考える人もいますが、だんだんとキャリアを積んでから転職を検討する人が増えてきました。介護業界では中途採用の受け入れが比較的よく行われているため、キャリアを生かして転職しようと考える人が多くなっているのです。特に十分なキャリアを持っている人はキャリアアップを目指して転職するケースが増えているのが現状です。

転職するタイミングとして典型的なのが介護福祉士の資格を取得したときです。介護福祉士は現場のリーダーとしての役割を果たせる能力があることで様々な現場で重宝されています。資格を取得すれば引く手数多になり、高い待遇で採用してもらえるケースがほとんどです。今まで薄給に悩まされてきた人も、介護福祉士の資格を取得してキャリアアップを目指す転職をすれば年収を引き上げることができます。このようなキャリアパスを考えて、まずは介護士として修練を積みやすい職場を選び、次に働きやすくて稼げる職場を選ぶという人もいます。

介護福祉士の資格を取るためには費用も必要ですが、現場によっては一部または全額を負担してくれます。その点も考慮して最初の職場を選ぶ人すら登場してきました。予め転職を念頭に置いて働き始め、介護福祉士になったタイミングで一気にキャリアアップを目指すというキャリアパスが典型的になりつつあるのが現状です。